印刷の工程とは

パソコンのディスプレイに好きな文章を打ち込み、好みの写真やイラストを貼り、デザインしてプリントアウトすれば、もうできあがり…。これが素人でも簡単にできるからパソコンは普及したが、プロの世界はそうもいかない。写真やコピーやイラスト、デザイン等は印刷ではなく制作領域だから詳細は別項に譲るが、他人の写真やイラスト、文章やデザインは、個人が自分のために個人だけで楽しむならいいが、対外的に使っては犯罪(著作権法違反)になる。好きな音楽をダビングして自分のウォークマンやipodで楽しむのはいいが、それを販売してはならず、事業対象にもできない。DVD化されていない新作映画をダビングして売ってはならないのと一緒。加えてウォークマンやipodという名前も商品名で、その著作権はメーカーや代理店が持つから、ただ使うにも配慮が必要となる。これは覚えておきたい。
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費用対効果とは

印刷所の印刷機器とパソコンに付帯するプリンターの用途は、ほぼ同じだ。大きさの違いも機能の違いもあり、専門的に書けば天と地、月とすっぽんほどの大きな違いはあるのだが、普通の会社員や店員が印刷の専門知識を覚えても、仕事を進めるには使えない。それよりも印刷所が出す料金の仕組みを知る方が重要。印刷の見積もり価格の正当性を知るためにも。それぞれ自宅にあるパソコンとプリンターの購入価格は、いくらだったか? しかしそれで作った資料は、1部しか出力しない。だから1部の資料を作るためのパソコンとプリンター購入価格は、印刷費と同じ意味。それならその代金としてはかなり高額なはず。会社などで複数の社員が使うとしても、導入されたパソコンやプリンターの費用は、それが仮にリースであっても、用紙代やインク代も含めたその全額が印刷代金と同じ意味になる。
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印刷の歴史とは

パピルス(初期の紙)は紀元前古代ギリシャ時代からあるが、印刷に供されたことはない。2世紀頃に中国で発明され、7世紀頃に木版印刷が行われ、11世紀は陶器製の活字を使った印刷が行われていた。欧州では、15世紀中頃のグーテンベルクによる金属活字を用いた活版印刷の発明で、印刷が急速に広まった。当時の印刷物は聖書を始めとする宗教書が半数近くを占め、活版印刷による聖書の普及は、マルティン・ルターらによる宗教改革につながっていく。それは仏教を広めた中国も同じであり、印刷技術の普及に宗教の存在は大きかった。
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印刷の担当者になったら

宣伝や広報の担当者にならない限りは、一般的な会社員が印刷所の現場に行くことはあまりないはず。物販の販売員や飲食店の従業員も、それは同じこと。まず印刷の専門知識なんてまるでないという人のために基礎知識を書いていく。推進の担当者になった時にはどう対応するか、素人が印刷で気をつけることも含めて、その概要を書き並べる。印刷を外部に頼む場合のコツは、相見積を取ることとその明細を分析してみることが重要。金額では決めないこと。安さで決めてしまうと、品質の低いできあがりになる。プロを使った意味のない…。